きっかけ
すべての始まりは、私が小学6年生の頃。
クラスのある男子から、「4コマ漫画を描いてくれ」と依頼されたのがきっかけである。そのときに、ある条件が出された。それは、「動くはにわを出すこと」である。人間キャラに制限はなかったので、それは自由に設定した。
絵が下手な私は、最初はこの企画にあまり乗り気ではなかった。それに、一部とはいえ、物語に制限がある。そのため、“うまくいくか……”と思っていた。
しかし、描き始めてみると、どうしたことか、だんだん楽しくなってきた。キャラの設定、ストーリーの構想、さらには悪役を登場させ……ということをやっていくうちに、普通の漫画になってしまった。
この話が、クラスで発表されたかといえば、そうではない。ただ描かされていたのだが、そんなことはどうでもよくなった。もう、「描かされている」というより、「自分で描いている」というほうが正しかったかもしれない。読者は、依頼した男子と、他、クラスの人ほんの数名、そして、私の弟である。
結局、この漫画「必殺突撃はにわ号」は完結できなかった。作者が設定どおりの絵を描けなかったこともあるし、それ以上に絵が下手だったり、作者が面倒くさがりだったりしたのが原因かもしれない。心の中では完結しているので、完結編が描けなかった、といってもいいかもしれない。
そして、小説へ
中学生になった私は、しばらくは「必殺突撃はにわ号」のことは忘れていた。しかし、9月のある日、「あのキャラたちで、また物語が書きたい!」と思った。そして、今度は漫画よりも得意な小説で、「必殺突撃はにわ号2」として書き始めた。「必殺突撃はにわ号」より3年後の話とし、新たな気持ちで書いた。
小説版の読者は弟ひとり。「おもしろい」と言ってくれたのでよかった。
小説版は、今までのキャラの他に、新キャラを登場させたり、また、この物語の世界で過去に起こったことを書いたりして、なんだかだらだらと長い話になってしまった。しかし、今度はちゃんと完結させることができた。
それから時が流れ、現在、この小説を読み返してみると、矛盾があったり、なんだか違和感があったりと、反省すべき点が目に付く。発表する機会があったら、書き直してから発表したい。
漫画と小説
漫画と小説のいちばんの違いは、絵があるかないかだろう。小説で書くときは、キャラの容姿も書かなければいけないが、この話の場合、漫画で1回描いてしまっているため、小説では、漫画登場キャラについては(それ以外のキャラもだが)、容姿についての説明を全く書かなかった。そのため、漫画版を知らずに小説版を初めて読む人は、クリストがどんな顔をしているのか、結局わからないだろうな、と思えてきた。小説は、この部分が大変である。ちなみに、私の場合、人間の顔がどうしても同じようなものになってしまうため、クリストとろおりん、それにケイの絵を見せてみろ、と言われても、多分見せられないのではないかと思っている。
小説の中でのこと
当初、小説版にはプリアーラ姉妹の登場予定はなかった。しかし、話につまってしまったので、結局出してしまった。
他にも、ミランダがサブキャラのはずだったのに、いつのまにかメインキャラになっていたり、他にもキャラを多く出したりして、気がつけば、小説版のキャラがかなり多くなってしまった。
地名について
地名は、果物の名前(野菜もあるか?)からとっている。
キャラの登場について
最後に、キャラクターが漫画版と小説版、どちらに登場するかを記しておく。
- クリスト……漫画・小説
- ろおりん……漫画・小説
- ケイ……漫画・小説
- はにわ1号……漫画・小説
- はにわ2号……漫画・小説
- ミランダ……小説
- ムーア……漫画・小説
- ナミル……漫画・小説
- レフィーロ……小説
- ダーク・エラリュード……漫画
- キルド・エラリュード……小説
- オリビア・アルティーノ……小説
- 三大精霊……小説
- 三人の英雄たち……小説
- ロールグレス・ナイン・オクラック……小説
- リック中尉……漫画
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